模倣犯一~五 宮部みゆき著
2006年 01月 08日
面白かった。
小学生の時一時同級生であった三人の男の子が
それぞれの環境で育ち、成長して青年になってまた出会う。
幼年時代の屈折した育ちが大きな付箋に成っていると思う。
時制が逆戻りする。読者には班員が早くからわかっている
それに至る過程や人間模様とこれでもかと読ませる。
あちらこちらにちりばめられた複線を最後に寄せ集めて読ませる。
面白かった。
高井和明がかわいそうで涙が出た。
真一の成長にはほっとした。
被害者側の自分を責める苦しみ胸に迫った。
3巻まで読み終わって本屋に行ったらちょうど4,5巻が発売されていた。
一気に読んでしまった。