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今週読んだ本「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」

 4月2日。今日は無情にもお昼から雨が降り出した。
雨は仕方ないけど、静かに降って、風さん吹かないで!!」
昨日に続いて最近読んだ本の続きです。

一冊目は「神去なあなあ日常」三浦しをん著
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横浜で高校を卒業したけどあわてることも無くしばらくプーで行こうと
思っていた平野勇気君が、高校の担任の先生と母親との陰謀によって
三重県の山奥の神去村で林業研修を受けることになり父親から3万円の餞別を
もらっていやいや村へ出向く所から始まります。
電車の終点について、それから山の奥へ奥へと入っていきます。
帰ろうと思っても電車がありません。
平野勇気君が一定の研修を受け配属された所が中村さんちで
大きな山持ちさんでこの村の大将の清一さんが社長さんです。
彼が下宿する家は野生のようなヨキさんちで奥さんと
いつもじっとしている村の長老の繁ばあさんと犬のノコ。
ここで暮らしながら、山に登るのも大変で、枝打ちのために
木に登るのも怖い怖いといいながら若さゆえついていきます。
ダニに噛まれ、ヒルに吸い付かれ、蛇を怖がり、熊におびえながら
花粉症で泣きながらも山の空気のよさや山の暮らしに溶け込んでいきます。
神去村「カムサリムラ」なあなあは「ゆっくり行こう、まあ落ち着け」
などの意味を持ち、山の生活に合わせておおらかに行こうという意味です。
最初は脱出を図った勇気君もよそ者の扱いをうけたりしながらも
神去山のオオヤマズミさんの祭りに参加することによって
村の中にも受け入れられていきます。
山仕事のグループ清一さん、ヨキ、三郎じいさん、巌さんと一緒に
行動し、山仕事の一から覚える順序が季節ごとに
勇気の失敗も含めて楽しく自分も一緒にやっているような気になりました。
日本の森林で自然のものは無い、すべて人の手が入っていて
それで、きれいで整然としているんだという言葉が印象的でした。
勇気の小学校の先生直紀さんに寄せる思いは山仕事ほどうまくは行きませんが。
はつらつのした勇気の生き方と林業のお仕事を楽しく読ませてもらった一冊です。

二冊目は「神去なあなあ夜話」三浦しをん著
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前作「神去なあなあ日常」の続きです。
この物語は勇気がヨキがほったらかしにしてあったパソコンに
日記のようなものとして、書き綴っている形を取っています。
19歳で村にやってきて20歳になって正社員になり
村の生活の必需品である運転免許も取って生活する
秋から正月までをつづったものです。
村の伝説から村人が閉鎖的の生活の中での楽しみ
賢い近所対愛のやり方などを村の祭りなどを通じて
おっていきます
繁ばあさんの昔語りもあり、ヨキ夫婦のストレス解消のケンカ
普段は飲まないけど、何かの集まりになると浴びるほど
飲む女性群、村の生活をおって勇気の恋も徐々にではあるが
みんなの応援もあってすすんでいきます。
最後に中村さんちのむすこ山太君がクリスマスをやりたいと
言い出したことから、中村仕事仲間を赤松の木でツリーを作り
飾りはみんなで作り、ご馳走は女性群が作りクリスマスパーティー
が始まります。山太君は超合金のおもちゃをサンタさんにお願いするのですが、
お父さん清一さんは手作りのおもちゃを子供に与えます。
「サンタさんは世界の山太君よりずっと貧しい人たちを先に贈り物を
届けないといけないから超合金おもちゃは間に合いません」という手紙とともに
清一さんが誠意を込めて作ったおもちゃを与えます。
それで納得する山太君は偉い。
何事もなあなあですますおおらかな村の中で勇気の直紀さんに対する恋だけが
なかなかスムースではありませんが、何とか将来がみえそうです。
パソコンなど出来ないと思っていた繁ばあさんがちゃっかりパスワード
(naoaki)で勇気の日記を読んでいました。
後、パスワードを(shige)に変えるんですがそれはわからないようです。
このようにして年もあけ山で生きることに決めた勇気君の日記は終わります。
最近は、目先のことしか考えないで、今儲かったらいい。
今までの歴史もくそも無い、すべてさらにしてからはじめるんだ。とか
遠い将来も見据えて考えることが貴重とされない風潮がある中で
長いスパーンで物事を考える林業の生き方が素晴らしいなあと
勇気君と一緒に二年間を過ごした気になりました。
二冊とも目的も無くプー生活を決め込んだ青年が周りの人々の影響と
山そのものが持っている自然の偉大さのとりこになって林業で
生活していく決心をする青年を描いていてすっきりとさわやかな読後感でした。
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Commented by 藍色 at 2014-04-09 14:25 x
こんにちは。同じ本の感想記事を
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by yukinachan55 | 2013-04-04 20:50 | 読書 | Trackback | Comments(1)

最初の第一歩 毎日一つ感動


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