大阪市立美術館 東アジア美術の精華
2009年 01月 25日
冷たい風が上着を突き抜けてきそうでした。
久しぶりに日展を見ようと天王寺にある大阪市立美術館に
出かけました。
何と、入場券購入の場所まで行ってやっと一月ではなく
二月から始まることに気付きました。が~~~~~んです。
思い違いもはなはだしいです。
でもせっかくきたのだからと常設展を見ることにしました。
寒さのせいか人はまばらで公園も寒々としていました。
それでも梅は咲き始めていました。
「東アジア美術の精華」という題でした。
本当に人が少なくひっそりと静まり返っている美術館は久しぶりでした。
最初は中国の彫刻で如来さんや菩薩さんの仏像が並んでしました。
砂岩や白大理石に彫られて仏像のお顔が誠に素敵でした。
私は真正面から見るより斜め方向から見たお顔が好きです。
次は日本の仏像です。
かっこよく頼もしい仏像が多かったです。
次に鍋島藩の将軍への献上磁器の色鍋島の展示でした。
素敵でした。きれいな絵つけのお皿が並んでいました。
この展示は二回見ました。
中国朝鮮ベトナムの陶磁器はさあっと見ました。
今回一番面白かったのは天神信仰の絵画でした。
菅原道真の誕生から出世、ねたみによる甘言のため大宰府に
ながされ、言い訳しても無罪にならなかった怨念を
超能力で御所を燃やす怨みにまで発展し、
その後偉い坊さんにあって地獄めぐりをして会得し
死んでから天神さんに祭られるため天満宮が建てられるという
お話を絵巻にしてある絵画が漫画のごとくよくわかるように
描かれてあって面白かったです。
そういえば今年は丑年だなあと思いながら楽しみました。
特別展の時は人があふれているけど、常設展だけの時は
静かでゆっくり思う存分鑑賞できていいなあと思いました。
他の美術館も常設展まわりをはじめようかと思っています。