<   2013年 01月 ( 25 )   > この月の画像一覧

小説「きいろいゾウ」西加奈子著 読み終わる

 今日は一月最後の日です。
お正月が来たなあと思っていたらもう二月です。
「行く、逃げる、去る」とはよく言ったものです。 
旧暦のお正月が今年は二月十日だそうです。
まだまだ寒い日が続きますね。
 先だって映画「きいろいゾウ」を見ました。
それなりに面白かった、三重県の海と田舎の景色が
素敵でした。
原作があるというのですぐにブックセンターで借りました。
「きいろいゾウ」西加奈子著です。
無辜歩ことムコさんと妻利愛子ことツマさんが
満月の夜知り合って相手のことをほとんど何も知らずに
結婚して田舎で暮らすのは同じです。
苗字と名前は小説を読んではじめてわかりました。
場所とかの設定は映像を見て小説を読むと自分の想像力の限界を
補ってくれます。
小説では絵本「きいろいゾウ」の絵本が二人を結び付けていることがよくわかります。
絵本きいろいゾウのお話は素敵です。
病院でずっと入院していた女の子のもとにきいろいゾウが現れて
彼女がいけないところへ空を飛んで連れて行ってやります。
しかし、本当のぞうさんは黄色くも無く空も飛べません。
きいろいゾウは女の子と一緒に空を飛べるゾウから
普通の像に帰ります。女の子も病気を治して大きくなって
ぞうさんに会いに行くことを目標に生活していきます。
空を飛ぶのは鳥に任せてゾウは群れの中に女の子も
自分の足で歩けるようになろうとするお話です。

小説のムコさんのイメージは映画の「向井理」クンのイメージとは
ずいぶん違いました。どちらもいいです。
内容は原作を踏まえて素敵に作られている映画だと思います。
映画に登場しない人は
ムコさんと一緒に働く平木直子さんは洋子さんのおばあちゃんです。
はじめは無愛想な付き合いにくい人のようだけど
ツマさんがピンチの時、自分の苦い経験と生き方を聞かせて
いい方向に向わせます。
映画では白樺園の演芸会になっていますが
本では「つよしよわしの漫才公演になっています。
つよしよわしの漫才の苦労や生きてきた道の
お話も良かったです。
ムコさんがオンチにもかかわらず二人の思い出の
「グッパイベイビー」をうたうのは一緒です。
 後半のムコさんが手紙をもらってからおかしくなり、
夫婦の関係がおかしくなるのは小説の方がよくわかります。
ツマさんの動物の声が聞こえたりする世界も
想像力で読むことが出来る本の方が面白いです。
編集者の杉本さんもちょっと出てくるけど重要な役どころでした。
ムコさんの本が爆発的に売れるところもほっとします。
 二人の家から海へいく途中に
名も知らないお墓のようなものがあって
そこにはいつもお花が備えてあります。
ある雨の降る日にひきつけられるようにしてツマさんが
そこをたずねるとアレチさんがいて、
アレチさんの戦争の時の話を聞きます。
空襲を受けて防空壕に隠れてその時に
障害者の女の子を助けたこと
戦争は本当におそろしい、つらいことなんだ
言うことを切々と話します。
本の中ではツマさんも実体験のような感覚で経験します。
この辺は必死で読みました。
彼と彼女を取りかこむ隣人達の思いやり、生き方が素敵でした。
b0044296_19372148.jpg


私はどちらかゆうと本の方が面白かったです。
それぞれの心の中を丁寧にかかれています。
自然の描写も季節感も読んでいてすっと入ってきます
後で知ったのですが、西加奈子さんは今年の芥川賞で選考で
三人残って、残念なことになったことを知りました。
今その時の本「ふくわらい」をリクエストしています。
by yukinachan55 | 2013-01-31 19:48 | 読書 | Trackback | Comments(0)

[兼好さんの遺言」清川妙著 とNさんのこと

 昨日の夕方家に帰るころ雪が降ってきました。
ボタン雪でなく、道路の上をころころっと走っていくような雪でした。
朝起きたらうっすらと積もっていたけど、お天気が良くすぐとけてしまいました。
「兼好さんの遺言」徒然草が教えてくれる私たちの行き方 
  清川妙著を読みました。
先日の「妙ちゃんがいく」に続いて清川妙さんの二冊目の本です。
この本も雑誌に十六回にわたって連載したものを一冊にまとめたものです。
一回ずつかみしめて読む本です。
「兼好さんの遺言」というのは兼好法師がその著書「徒然草」の中で
私たちに教えてくれる数々の言葉という意味です。
私の感想を語るより本の中の作者の言葉を紹介します。
「思い立ったことがあったら、ためらわず、その場で一歩踏み出せ。
年齢のことなど考えるな。飽きず、続けよ。貫けよ。
せっかくの一生だ。決して無駄にするな。
心して、一瞬一瞬を大切にして、ていねいに日々を運べ。
生きている、というそのことを、何よりもよろこぶのだ」

「老いて智の若き時にまされる事、
 若くして貌の老いたるに まされるがごとし」
「年を重ねてくると、その知恵は若い時よりまさる。
それは、若い時にはその容貌が老人にくらべてまさっているのと、
同じことなのだ」

うち扉の兼好さん言葉が一番気に入りました。
「人、死を憎まば、生を愛すべし。
存命の喜び、日々にたのしまざやんや。」

筆者が徒然草の中から素晴らしい言葉を選んで解説してくれています。
なんとありがたいことか。自分で徒然草を読んだとしても
これほど、素敵に読み取ることは絶対出来ません。
面白く読ませてもらいました。
学生時代にちょっとかじった所はうろ覚えながら
かすかにああこんな言葉あったなあと読みました。

先日の新聞の記事で日本は65歳以上の人口に占める割合が
25%になったと報じていました。
65歳といえば団塊の世代の走りです。あと5年もすれば25%が
増えることがあっても減ることはありません。
そんな中で90歳になる筆者の生き方をすごいと思いながら
ちょっとでも近づきたいなあと思いました。

昨日は初吟会に参加しました。
82歳のNさんもご一緒しました。
Nさんは詩吟をはじめ俳句、折り紙など
多くの趣味を持っておられます。
折り紙で作ったしおりをいただきました。
年賀状も素敵な折り紙が添えられていました。
おしゃれさんでかわいい帽子をいつもかぶっておられます。
詩吟の会のある日は必ず早くこられます。
机の上を拭いてエアコンをつけて私たちを待ってくれています。
会計も頭の体操になるからと引き受けてくれています。
今日も遅れたら駄目だからと早くに集合駅に来ておられました。
彼女がいる時は必ずエスカレーターとエレベータがあるところを
探して会場に行くことにしています。
Nさんは出来るだけ迷惑かけないようにしているけど甘える所は
ちゃんと甘えてくれます。
今回の詩吟もきっとおうちで何回も何回も練習されて参加しておられます。
私たちは初心者なんで最初に出て後は先輩の吟を聞きます。
Nさんはプログラムの順番を見ながらご自分で一つ一つ
メモを取っておられました。
初吟会が終わった後、懇親会がありました。
今回はNさんもはじめて参加されたそうです。
食事しながら、みんなの踊りやカラオケを聴きながら周りの
人たちをおしゃべりしました。
毎晩7時過ぎに寝るというNさんに気遣いながら
きりがついたとき先に帰ろうか?と聞いたらここまでおったから
最後までおるわ」という返事です。

Nさんは娘さんご夫婦と同居されていて、
七時に寝て一時を起きるそうで
一時からは本読んだり俳句作ったり、
娘さんの弁当のおかずを作ってあげるそうです。
昼間はひとりで好きにしているそうで、
洗濯の干すのと取り入れるのは彼女の仕事だそうです
娘さんとの同居うまく行っているようです。

私も今回初めて参加なんで様子がわからなかったんですが、
来年からはうちの教室でひとつダシモン決めて参加しようと
相談しました。Nさんも一緒にうたうねんでと約束しました。
最後は会の歌をみんなで手をつないで輪になって歌って終わりました。
Nさんは「今日は良かった。きて本当に良かった。
素敵な会やった。満足満足」といってにこっと笑っておられました。
帰りもゆっくりゆっくり彼女にあわせて帰りました。
私の周りにも作者のように素敵に人生を過ごしている先輩が多くいます。
b0044296_2124829.jpg


私もうたった吟をちょっとほめてもらって気分よくすごした一日でした。
by yukinachan55 | 2013-01-28 21:27 | 読書 | Trackback | Comments(0)

京都高麗美術館と上賀茂神社

 先日東洋陶磁美術館に行った時に「高麗美術館の」チラシが
おいてありました。
韓国語を勉強しているので、以前から高麗美術館には行きたいと思って
いたんですが、機会が無く今日になってしまいました。
京都三条からバスで30分ぐらいかかります。
一応調べていったんですが、思ったより遠かったので途中でバスを
間違ったのではないかと思った頃に「加茂川中学校前」に着きました。
バス停の前が竹やぶになっていて一筋横に入ったらすぐにありました。
b0044296_2371095.jpg


塀の上にのっていた瓦です。
b0044296_2375980.jpg


高麗美術館は日本と朝鮮のそれぞれの文化の交流を目指して作られたもので
別々に研究しているものを一緒に研究していこうという趣旨だそうです。
なぜ高麗美術館という名前にしたかというと、今は南北に分かれているけれど
朝鮮の歴史の中で一番統一できていた時代が高麗時代であったことから
名前をつけられたそうです。
一番最初は在日朝鮮人であった鄭氏が朝鮮白磁の壷を気に入って
その時の店の主人に頼み込んで一年の月賦で買ったのが始まりだそうです。
そんなに高級なものばかりでなく庶民が使っていた物ばかりと言われるけど
すごいものがいっぱいありました。
個人の力でもみんなが寄り集まってすごいものをつくっていくのだなあと
感心しました。
今は1700点ぐらいあるそうです。
今回は朝鮮の屏風の展覧会でした。
b0044296_23154349.jpg


刺繍で作られた四季花鳥風月の屏風から文字図の屏風、
山水図の屏風などあり、
私は葡萄の屏風が一番気に入りました。
葡萄は朝鮮では「山龍」というそうです。
その他、器、文房具「筆、すずり、紙、墨」 陶磁器、扇子など
興味深いものがたくさん展示されていました。
こじんまりした民家のような美術館でした。
次回は二月二日から「書画、白磁、そして民画の世界」の展示があります。
出来たらきたいなあと思っています。

バスの次の停留所が上賀茂神社なので歩いて
参りに行きました。
加茂川を渡っていきます。川の水は透き通って鴨が泳いでいました。
真正面に比叡山が見え、遠くの花背峠あたりは雪かなあと思いました。
奥の山には雪が見えました。
b0044296_23312170.jpg


春には満開の花を咲かせる枝垂れ桜の気も今は幹と枝だけになっています。
b0044296_23324763.jpg


今までは木を言えば必ず葉っぱや花のある時に注意を引いたものですが、
今日は葉っぱが落ちた枝だけになった木がとても面白く感じました。
b0044296_23471595.jpg


本堂は瓦の吹替え工事中でした。
絵馬の飾ってある所です。
b0044296_23362477.jpg


お参りして、色々とお願いをしました。
友人の病気平癒のお守りを買いました。
すぐに送ろうと思います。
京都のすぐきの奉納があり、面白い形で石の重石がしてありました。
b0044296_23393512.jpg


神社の前のやきもちやさんに入って一個だけ買って
バス停のベンチに座って食べました。
神社前からバスに乗って出町柳まで出ました。
駅前のコーヒー屋さんでコーヒ飲んでいたら、
隣に座ったおばさんたちも偶然高麗美術館の封筒を持っていました。
大阪に帰って見た夕日の最後です。
冬至から一ヶ月たつと日がずいぶん長くなったことがよくわかります
明日が満月です。
b0044296_23423687.jpg


今日も満足の一日でした。
by yukinachan55 | 2013-01-26 23:52 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

HTさんと中国語レッスン

 今日は十時から公民館で詩吟のレッスンがありました。
帰りはいつもWさんのお姉ちゃんが迎えにきてくれて便乗します。
銀行によるため途中で降ろしてもらい用を済ませて
ぶらぶら歩いていると自転車に乗ったHTさんにあいました。
「どこ行くの?」
「百貨店の職員販売に行ってくるわ。」
「気付けて行ってきて。ほな」
HTさんとのご縁も不思議といえば不思議なご縁です。
知り合って20年以上になると思います。
まだ、勤めている時に時々最寄り駅で会っていた人でした。
話し始めたのは、何がきっかけか思い出せません。
誰か、中に入った人がいたのか?
だいたいは出勤前に最寄り駅で会いました。
「おはよう。元気」
「仕事が大変で」
「暑いなあ」「寒いなあ」「雨はいややなあ」
挨拶程度でいつも会って分かれます。
互いに何処に住んでいるのか
家族のことや、そういえば名前も聞くことなく
長年そういう関係が続いていきました。
5年前に退職してからはほとんどあうこともありませんでした。
 退職して二年目から習い始めた中国語ですが
個人レッスンなので前後の人にたまに会うぐらいで
他の生徒さんとはほとんどあうことはありません。
 ところが三年目のある日のことです。
少し、早い目に行くと、前の授業が終わっていなくて
部屋に入って待つことにしました。
授業を受けている人を見て、びっくりHTさんです。
「あ!あ!」「あ!あ~~~」と互いに指差すけど
その時は互いに名前がわからないので「わあ、どうしてたん」
「なんで?ここにいてるの?」といって不思議な邂逅にびっくり!!
先生が「おしりあい?どんな?」といわれても
二人ともただの知り合いとしか言いようがありませんでした。
彼女も私と同じ時期に習い始めたそうで
習っている進度もほとんど同じぐらいでした。
私は火曜日に決めているけど彼女は違う曜日で
この日はたまたま変更したそうです。
授業が迫っていたので、挨拶程度しか話すことは出来ませんでした。
それからはほとんどあうことはありませんでした。
 昨年の8月に先生が主催した中国旅行(九賽溝と黄龍)
に二人とも参加することになったんです。
 この旅行の間に、はじめて自己紹介をすることになりました。
HTさんはご主人に早くに死別して働きながら一人息子さんを
育てたそうです。
そのころに会ったはずなのにそんな苦労などおくびにも出さない
明るい人です。。
ひとり息子さんは中国人と結婚して今は中国で
生活しているそうで孫さんがひとりいるそうです。
その孫さんと話がしたいということで中国語を習い始めたそうです。
昨年は息子さんの所に一ヶ月同居したそうです。
「中国語じょうずになったやろ」と聞くと「そんなに簡単や無いわ」
という返事でした。
 彼女は双子さんで、妹さんがスポーツ関係で韓国語の通訳の
ボランティアをしているそうです。
妹さんについて韓国にもよく行くということもはじめた知りました。
私も韓国語を習っていることをいうと、今度は韓国でも会おうね
ということになっています。
互いのことをよくわかりあえた中国旅行でした。
面白いもので最近は彼女とときどき駅や道の途中や
先生のところでとよく会うようになりました。
先日会った時
「今年の夏二人で中国北京へ行けへん?」
「うん。ええよ」
「韓国へ行こうというといく人いるんやけど、
中国に行こうといってもいく人おらへんねん。
あんたやったらいくと思ってな」
「ありがとう。私も空気が良かったら一ヶ月でも行くねんけど
一週間程度にしとこ」
ということになっています。
「それはそうと、中国語はむつかしい。
頭の中が限界になってきたわ」
「おんなじやで」
といいながら分かれました。
 楽しみが又一つ増えました。
by yukinachan55 | 2013-01-24 10:36 | 中国語 | Trackback | Comments(2)

「走れ!T校 バスケット部 二」松崎洋著

 今日はちょっぴり春の風を感じたような気がします。
大阪城の梅は咲いているかなあと思ったりしています。
「走れ!T校 バスケット部 二」松崎洋著を読み終わりました。
このシリーズは全八巻まであるそうです。
二巻目のお話はキャプテン陽一を用するT校バスケット部は
H校に勝ち奇跡の優勝を遂げます。
小山先生をはじめ保護者も生徒もみんなで祝います。
最後のダンクシュートを決めた健太君はすごい。
全国大会に出るのですが、その前に陽一がいじめにあった相手校の
練習試合の申し込みを受けます。
H校の監督初め一同丸刈りで今までのことを反省して心を入れ替えて
T校の応援に廻ります。
ちょっと甘いかなあと思うけど気持ちはわるくないです。
H校の監督は快くT校のコーチを買って出ます。
陽一はここで今までのことが吹っ切れます。
全国大会では一回戦で負けると思って沖縄のチームに
全員の力で勝利します。
相手チームも試合が終わって気持ちよく負けを受け止めます。
二回戦は伯仲の試合で、相手の監督がT校の作戦が全部
陽一から出ていることをわかり、本気になって渡り合います。
ここら辺が漫画チックですが、結構面白いんです。
T校はここで負けてしまいます。
相手の監督が陽一に「君はバスケットをするのもいいけど指導者にもむいてるね」
といわれます。
このこと後に彼の進路に大きく影響するのだそうです。
陽一、めがね、俊介、ちび、のぞき魔の二年生と健太、トロの二年生
の七人だったクラブが試合に勝ったことで進入部員が10人入ってきます。
陽一は優しく、ちびは厳しく教えていきます。
二年生の最後の修学旅行の様子や。
それぞれの彼女との付き合いなど青春の話はどんどん進んでいきます。
正月に知り合った、浮浪者のおじさんとまずは俊介が近づき
俊介はキリスト教に関心を持ちこのおじさんもキリストさんの再来と
期待します。
一年生のトロがおじさんの小説を通じて親しくなっていきます。
三年生になってまたまた進入部員が15名とT校バスケット部もだんだん
大所帯になって行きます。
三年生最後の試合はインターハイにはいけず陽一たちのバスケット部の
活動は終りになります。
その間めがねは足の速さを見込まれてJ大学の合宿に参加し
将来はオリンピックと期待されるようになって行きます。
陽一と俊介は本当は東大卒のおじさんに勉強を見てもらいます。
そこへ、遅れてのぞき魔も参加していきます。
一年生のトロは自分も小説を書きたいと思っている高校生です。
おじさんの作品を見てどうしてもおじさんにもう一度小説を
書いてもらいたくてコンクールに送るのです。
なんやかんやで三人は希望の大学に合格し、
ちびはすし屋を継ぎます。
三年生五人の進路が決まったところで
これから、トロと健太の新T校バスケット部がどうなるのか?
おじさんはどうなるのか?
三巻では五人のその後を追いかけるのかどうなるのか
次の展開がまったくわかりません。
青春のクラブに思い切り力をいれ、終わったら切り替えて
大学へ進学するために勉強する。
こんなに都合よくうまくいくのかしらと思う面はありますが
面白く、すぐに読めました。
三巻も楽しみです。
b0044296_1416545.jpg
by yukinachan55 | 2013-01-23 00:44 | 読書 | Trackback | Comments(0)

映画「きいろいゾウ」の試写会をみる

 映画サークルの機関紙が毎月二回送られてきます。
時々映画試写会の応募があります。今回は「きいろいゾウ」でした。
ラッキーなことにあたりました。
今日は夜から雨の予報が出ています。
雨は嫌だなあと思いながら傘を持っていったら
本町の御堂会館に着く前に霙まじりの雨になりました。
友人と現地で待ち合わせ先に着いたら並んでおくということにしました。
私もちょっと早めに出かけたのですが、彼女の方が早かった。
30分ほど並んでいる間にそれぞれの近況を報告しあいました。
彼女は昨年退職して海外旅行七回行ったつわものです。
今日の話ではちょっと海外も疲れたからしばらく日本にいるとのことです。
そら、七回もいったらなあ?というと
一月末からバリ島に行くねんという返事です。
いける条件のある時に行ったらいいよといっておきました。

映画「きいろいぞう」の内容は
満月の日に偶然会ったムコさんとツマさんが相手のことを何も
知らずに結婚します。
ムコさんは特養ホーム白樺園でアルバイトしながら小説を書いています。
ツマさんは専業主婦です。ムコさんは知らなかったんですが
ツマさんは幼い時に病気で長らく入院生活を送ったようです。
その時の愛読書が「きいろいゾウ」の絵本です。絵本の中で
想像力豊かになり動物とお話が出来るようになっています。
この二人が田舎ののんびりした農家で生活しています。
満月になると調子がおかしくなるツマさんですが、ムコさんは
それは承知で一緒に暮らしています。
ツマさんの浮世離れにはちょっとついていけませんでした。
ご近所の仲の良い高齢者夫婦、登校拒否になっておばあちゃんちに
預けられた少年。彼は賢いのですが失敗が怖くて登校拒否になったようです。
少年はツマさんにあこがれますが、少年を追いかける少女も登場します。
ツマさんが時々おかしくなったり、犬や羊がしゃべったり、
庭のソテツが夜だけツマさんとおはなししたりと平和な時が流れますが
ムコさんのところに差出人不明の手紙が届いてから
二人の仲はギクシャクしていきます。
ムコさんに過去(?)に女性がいたことをかんずくツマさんですが
本当の気持ちを言えばいいのだけど
それが出来なくて、ムコさんが書いている日記を通してだけ話すように
なってしまいます。
これではいけないとムコさんが踏ん切りをつけ新しく出発する決心をします。
ムコさんの過去が語られる所から夢が覚めたような感じがしました。
この当りからテンポが速くなります。
くじけそうになるツマさんは周りの人に支えられちょっぴり強くなります。
ここら辺でおいときます。
続きは映画を見て楽しんでください。
隣の高齢者夫婦が色々な試練を潜り抜けてきた熟年夫婦のよさがいい。
二人が住んでいる田舎のそれも農家のたたずまいがいい。
広々とした庭、いえのなか 空間がいい。
緑の中の空気が新鮮で、きもちいい。
海の色が透き通っていて、砂浜もきれいで海の青さがいい。
最後に何が一番良かったかというと
毎回二人が囲む食卓の食事が最高においしそうで
思わず食べたくなりました。
映画が終わった時は、ちょっと?マークだったけど
あくる日になったらじわーあんときました。
b0044296_20274559.jpg


二時間十五分の映画でした。
日ごろのあわただしさを忘れさせるゆったりテンポでした。
早速原作を読もうと希望図書しておきました。
by yukinachan55 | 2013-01-22 20:40 | 映画 | Trackback | Comments(0)

「三匹のおっさんふたたび」有川浩著

 以前読んだ「三匹のおっさん」の続編です。
定年退職後近くのゲーセンに再就職した剣道の達人清一
居酒屋「酔いどれ」の元亭主で柔道家の重雄
工場経営者で機械をいらわせたら抜群の則夫
の定年後のおっさん三匹が特技にものを言わせて
夜警のボランティアをする間に起こるご近所限定のお話です。
三人のそれぞれの家族が毎回登場します。
清一の孫の裕希クンと則夫さんの娘早苗さんはレギュラー出演です。
一話は
清一さんの息子の嫁貴子さんの登場です。
前回で70万円もする空気清浄機を買って
みんなに散々怒られた結果パートに出ることになる話です。
初めて勤めるお嬢さんの貴子さんは廻りも見えず、やることが
ドンくさくてうまく行きません。
初めて出来た友達には、体よく利用されたい変な目にあいますが
息子の裕希クンの励ましもあり少し成長する話です。
二話は
近所の本屋さんで万引きする中学生と本屋さんのご主人のお話です。
最近は万引きの被害で店をたたむ本屋も出るぐらい大きな問題に
なっているそうです。
三人のおっさんが本屋さんの万引き被害を無くすために
活躍するお話です。
本屋の中での対策を提案する則夫さん
三人は万引き犯人を捕まえることに必死だか
本屋のご主人は捕まえることより万引きをしないで
帰ってくれることを望みます。
いろいろ:::::
三話は
則夫さんのお見合いのお話です。
表面では賛成するしかない早苗さんですが、大学入試を控えて
ナーバスになり、裕希クンにあたってしまい
二人の仲もしっくり行かなくなってしまいます。
見合いでも人の出会いでもタイミングが大切だと言うお話です。
四話は
清一が勤めるゲーセンに不法投棄されたごみのお話です。
若い者が常識が無い話をする三匹のおっさん達ですが
裕希クンから言わせればおっさんが一番態度悪いという
若い、年取っているにかかわらず、行儀の悪い人
自分のことしか考えない人が増えているお話です。
五話は
重雄の模範息子の康生君が
神社の神輿が倉庫に入ったままになっているのを見て
商店街の景気付けにもいいし、昔みこしを担いでいる
親父さんの姿を見て親父を見直したという思い出があります。
商売人の子供は子どもなりに会社員の子供は子どもなりに
色々悩んでいたことがあったようです。
康生君と清一の息子健太君も繋がっているんです。
康生君の熱い思いを中心にみこしを復活させるお話です。
六話は
重雄さんの奥さん登場のお話です。
三人組とは別に三匹のおっさんが現れます。
よく聞いてみたら重雄さんの奥さんと同級生だった
人が奥さんに会って話をするうちに夜回りを進められます。
この人の初恋の相手が重雄さんの奥さんだったんです。
二組の三匹のおっさんのどたばた劇が始まります。

どのお話もご近所限定でそれぞれの家族が登場して
現在のご時世のいい話も悪い話もまあるくおさまる
ほんわか気分になる本です。

最後の「サービストラック」のお話があります。
CD買うと時々サービストラックはありますが
小説では初めてです。
「好きだといえず初恋は」
このお話、「別れる時には花の名前を教えてあげる」
ということなんですが、胸がきゅんと来る素敵なお話でした。
これは滅茶苦茶得した気分になりました。
b0044296_15483942.jpg


今回の方がますます面白くなったように思いました。
by yukinachan55 | 2013-01-21 15:57 | 読書 | Trackback | Comments(2)

「酒と食のうつわ」杯のなかの小さな世界 大阪市立美術館

 今日は何とか陽射しがあってあまり寒さは感じませんでした。
大阪市立美術館でおこなわれている
「酒と食のうつわ」ー杯のなかの小さな世界ーを見に行きました。
公園の入口です。久しぶりに行くと何か動物の置物や
ライトアップの用意がしてありました。
出店のテントも並んでいました。
公園に入った人はほとんどの人が動物園に行きました。
b0044296_1930134.jpg


美術館は天王寺公園の中にあります。切符売り場に行くと美術館の入場券は
自販機で買ってくださいとのこと、自販機で買うと電車の切符と同じ。
なんやこんなんいややわ。と思いながら
美術館の入口で
「こんなみすぼらしいチケットいややからちゃんとしたんと換えて」といったら
ちゃんとしたのがありますよと言われました。よかった。
美術展の看板です。
b0044296_1933189.jpg


入場者は少なかったです。ゆっくり見ることが出来ました。
酒を酌み交わす器の一つに朱塗りの杯の展示です。
この小さな杯は一枚一枚漆が塗られ、その中に
四季の草花や、季節の祭り、鶴亀に代表される吉祥、名所絵を
初めとした多彩な紋様が蒔絵で精緻に描かれていました。
展示台に並べてあるのですが、ちょっと遠くて見にくい。
斜めに飾ってくれたら中がよく見えて
いいのになあなどと愚痴りながら背伸びして見ました。
私の後ろから来た人が車椅子に乗っておられたので
車椅子の位置からではちょっと見にくいやろうなあと思いました。
次に五節句の紋様の所に来て
人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句
人日の節句、上巳の節句、の二つがぴんと来ない
上巳の節句は紋様を見て雛の節句だとわかったけど
人日の節句が何のことかわからない1月1日だったら正月やしなあ?
結局わからなくて家に帰ってから調べたら、
正月の最後の日 一月七日のことで七草かゆを食べる日でした。
 鳥の名前もわからなくて通りがかった学芸員のお姉さんに聞きました。
お姉さんはびっくりしたようでしたが質問した鳥の名前はわかったようで
ほっとしたといっていました。
又、わからんことがあったら聞きますねといったら
しばらくしたらどこかに行ってしまいました。
杯とともに室町から桃山時代に作られた根来塗りの酒器や椀
飲食器などの展示がありました。
あんな重たいものよう運びなあ、と言うと
ちゃんと運ぶ人がいたんです。と言われました。
精密な細工に感心しながら、酒はいつの時代でも、どの国へ行っても
文化とは切り離せないものだなあと思いながら見学しました。
b0044296_1957944.jpg


真ん中にあるのが、いらんこと言ってってもらったチケットです。
正月らしい展示会でした。
常設展は中国の工芸と日本の仏像でした。
ぐるりと廻りました。
私は仏像が良かったです。菩薩様の半跏像が気に入りました。

 外に出てちょっとお茶を飲んで、横を見ると美術館の地下の
展示場で書道展二つと写真展一つやっていたので
それも、ついでにと見に行きました。
書道展一つは同じ流派の展示会でした。
これは読めないので眺めるだけでした。
もう一箇所の書道展示会に行くと色々個性ある字の展示会でした。
最終日にあたっていたのか偉い先生が高評していました。
大きな一文字の習字の前で
「大きかったら、迫力があるというものではない。大きなものを
ハガキサイズに縮小しても迫力あるもので無かったら駄目。
この作品はいい」と
言っているのか聞こえました。へえ^~~~~~そうなんや
と思いながら横をすり抜けて外に出ました。
 写真展では山や風景の写真で自分が行った所の写真は
写真のよしあしに関係なくいいですね。
徳島のししくいの山奥の等々力の滝の写真があって
うわーこんな所で会えたと感動しました。
もう一枚は高安山から撮った夜の景色の中に飛行機の航跡が
写っている写真です。
これは湯けむりさんの作品と違うのかなあと勝手に思いました。
疲れたけど面白かったです。
 帰りに出口でここはライトアップするんですか?
と聞いたら
公園は5時でいったん閉めて5時半から別の行事があるとのこと
入口の案内板見たら公園のライトアップを見るのに1000円の
入場料がいるらしい。たかっ!!!!!!、びっくり!!
その横の動物園の入場料大人500円になってる
確か昔は100円やったのに???
さすがに中学生以下は無料と書いてありました。
 帰りに見た百貨店。あんな大きなものが必要なんやろか???
またまた疑問がわきあがりました。
b0044296_20223928.jpg


帰りに見た夕日です。
b0044296_20234158.jpg


今日は赤が素敵に見える日でした。
by yukinachan55 | 2013-01-20 20:41 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

「妙ちゃんが行く!」清川妙著 と寄せ鍋

先日読んだ新聞の中で古典の徒然草と枕の草子の素敵な随筆を
読みました。恥ずかしいことにその作者「清川妙さん」を
まったく知らずネットで調べて生き方のエッセーや古典評論などを
たくさん書いておられて当年91歳現役だということを知りました。
人生の大大先輩これはよまなあかんと思いました。
その上、韓国でも一緒に遊んでもらったtaeさんと
同じ名前なのがますます気に入りました。
図書館にあった一番最新の
「妙ちゃんが行く!」本・一人旅・美味しい時間のお福分けを
読むことにしました。
作者は四十歳から文筆活動に入って40年
ご主人、息子さんの死を乗りこえて
前向きに生きていく姿が本からがんがん受け取れました。
六十過ぎてからイギリスに一人旅をして14回、
忙しいさなかに英語の個人レッスンを受け今もそれを続けている。
新しいことをしたいと思ったら迷わず実行される人です。
それをさらっと言う所にすごい人だなあと思いました。
この本は三年間に渡って前向きに生きて一ヶ月に
一回書き綴ったものを単行本にしたものです。
 本と旅、
 出会いと別れ、
 日々の切り替え、
 人生の宿題、
 お福わけ精神
の項に分けられそれぞれ前向きに生きる様子をつづっています。
一気に読んだけど、この本は一度読むだけでなく、
横においてしんどくなったり、前向きに生きていくのが
嫌になったりした時ゆっくり読む本だと思います。
それぞれ一つ一つのお話がしっかり生きなさいよ
前を向いて、時間は待ってくれないよ。
自分の頭で考えて楽しくいきましょう
といっている本です。
b0044296_2143526.jpg


今日は久しぶりに寄せ鍋をしました。
b0044296_214413100.jpg


b0044296_21444015.jpg


お正月のお箸袋捨てるのもったいないので本のしおりにします。
b0044296_21453193.jpg


美味しかった。満足満足の日でした。
by yukinachan55 | 2013-01-19 21:58 | 読書 | Trackback | Comments(4)

「夜の写本師」乾石智子著

 この本は先日読んだ「本のおかわりもう一冊」桜庭一樹著の
中でファンタジーとして滅茶苦茶面白いと紹介していた本です。
私も久しぶりにファンタジーが読みたくなりました。
魔法の世界で遊びたくなりました。魔法使いの話を始めて
本格的に読んだのは「ゲド戦記」だと思います。
正しいことでなく負の世界も書いていて面白いなあと思いました。
「夜の写本師」乾石智子著も魔法使いのお話で
いわゆる魔導師という名で出てきます。国を治めるのは政治家も
いるがいわゆる裏の世界を仕切る人が魔導師です。
千年前、五百年前、百年前、生まれ変わり世界です。
右手に月石(月)左手に黒曜石(闇)、口の中に真珠(海)を
三つの石を持って生まれた主人公が魔導師に育てられ
育ての親が敵に殺されるのを目の当たりに見ると言うことから
話が始まり、自分が何ものかを探すたびです。
大きな意図が働いて彼はあちこちで修行をします。
それが本を写本する仕事につきます。
この本が魔法の中心になるんです。千年前からずっと
彼が何ものかであるか書き続けてきた本があるんです。
これが大きな大きな力を発します。
魔導師でなくその上を行く夜の写本師になっていく主人公
男性と女性の対決、血や生き物の死骸や草や髪の毛などを
インクに入れて魔法をかける方法がいっぱい出てきます。
何か本当に効くように思ってしまいます。
石の持つ効用も効くんかなあなど思いながら
物語の中にどっぷりはまってしまいました。
育ての親を殺した敵は多くの力を自分の中に取り込んだ
すごい力を持った敵です。
それを倒すために色々な人の力を借りて倒すことになります。
自分ひとりだけでと思っていた主人公が変わる瞬間です。
えぐい表現も魔法の世界ではそれなりに受け入れられ面白いです。
千年に渡り繰り返されてきた対決にピリオドが打たれるか?
めちゃくちゃおもしろくどろどろとした魔法の世界で
遊びました。
面白かったです。
私は無神教で占いも信用しませんし、気にすることは無いのですが
飛行機に乗る時は必ず天珠のネックレスをしたり、
眠りにくい時は長い数珠をかけて寝たりします。あはは!!
b0044296_235776.jpg


乾石智子氏の本をリクエストしようと思っています。
by yukinachan55 | 2013-01-18 11:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)

最初の第一歩 毎日一つ感動


by yukinachan55
プロフィールを見る
画像一覧