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「戦地からの手紙」父と日中戦争 紅谷章子編

 正月がきたかと思ったらもうすぐ節分がきます。
日がだんだん長くなっていくのは気分がいいものです。
昨年は小説ばかり読んでいました。
家の近くにブックセンターがありネットで予約し取りに行きます。
昨年本屋さんの代表の方が図書館に新刊は一年ぐらい並べないで欲しい
という申し入れをしたという話を聞きます。
むつかしい、複雑な問題と思います。
私も勤めていたときは、新刊は必ず購入していました。
図書館を利用することはほとんどありませんでした。
しかし、退職すると同時に図書館を利用することになりました。
最近は特に気に入った本とか学習書以外は図書館に頼っています。
昨年は新刊小説追っかけで86冊読みました。
住民税の元をとっている感じです。ありがたいことですが?

昨年から読み残している本の一冊に
「戦地からの手紙」父と日中戦争 紅谷章子編があります。
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編者の紅谷さんとは5月に韓国中国 日清日露の戦績を訪ねる旅で
ご一緒になりました。
その時に紹介していただいた本です。
紅谷さんのお母様がお亡くなりになり遺品整理をされている時に
お父さんが戦地から父親宛に送った手紙や遺品が一包になって
出てきたそうです。
それを彼女が妹さんはじめ多くの方のご協力で一冊の本にまとめたものが
この本です
内容はお父様が召集されて中国国内を行軍し、その先から主にお父さんあてに
送られた手紙を年代順に整理され、小畑先生の注釈をつけながら
現地で怪我をし内地に帰ってくるまでをまとめています。
筆まめなお父様で、忙しい中にも定年なお手紙が並び、すごいなあと思いました。
写真なども保存されよくわかります
読み進めるうちに、戦争がなんと惨たらしいものかよくわかります。
兵隊さんに本来国が用意すべき衣食住までも家族に頼り切っている様子が
よくわかります。
食べること、着ること、住むこと命の根幹にかかるとこも個人任せに
する、ひどい状態、の中で大勢の人が死んでいきます。
加害者にもなり被害者にもなりうる状態。家では普通のお父ちゃんが
戦場では鬼になるんです。
中国の人たちのことも出てきます。通常は普通に話していても
戦闘になると全く違ってきます。
戦争ほど汚く酷いものはないと実感できました。
今またあの70年前の悲劇を忘れて、戦争を推し進めようとする人たちが
います。
一人の力は弱いようだけどみんなと力を合わせて
自分ができる戦争反対を進めていく
気持ちを新たにしました。
皆さんに読んで欲しい一冊です。
by yukinachan55 | 2016-01-22 13:14 | 読書 | Trackback | Comments(0)

四月に読んだ本 七冊

 四月もブックセンターから借りた本を読みました。
感想文とか本の紹介とがちゃんとすればいいのですが
なかなかできません。読んだ後メモしたものを載せています。
日記だからいいか???

題名「とっぴんぱらりの風太郎」
  著者 万城目学
 ブックセンターで二回に分けて借りて読み切った
746ページにわたる大長編だった。面白かった。
自分では落ち子ぼれのしのびと思っている風太郎、
不器用でありながら憎めない、運にも恵まれていたのだが?
ラストは泣きました。
主人公を中心に仲間の生き方面白かった。
最後はやめられなかった。
戦国の世の中でかわいそうな運命に
翻弄された人物をえがいていた。9

題名 「"陰陽師」蒼猴の巻
   著者夢枕獏
 平安時代の神様と鬼と人間が一緒に住む
世界の橋渡しをする安倍清明と源の博雅が
解決していく短編連作の物語です。
この本を読んでいると摩訶不思議な世界の中に
入っていけます。晴明の家の庭の雰囲気がとても
気に入っています。
蜜虫がいればたすかるなあ?8

題名「昭和の犬」
  著者 姫野カオルコ
 昭和33年生まれの目立たないが着実に
自分の生き方で生きて来た女性の昭和の時代を
犬とともに生きてきた姿をえがいたもので、
特に目立つことはないけれども戦争
を引きずって生きた来た父親と不満を
抱きながらそのそばで生きた母親、
幸せとは言えない少女時代
家から離れながら、それでも最後は両親はじめ
東京と滋賀を往復しながら看取っていく姿。
人から見たらそんなに幸せに見えないけど、
たんたんと生きた一人の女性をえがいたもので、
自分とは全く違った生き方だけど安心して読めた。
自分と同じ昭和の感じがよくわかる。
面白かった。9

題名「ゴッホの絵の旅」チェサンウン著
韓国語の本とても面白かった。
絵がふんだんに入っていて印刷がてからないから
きれいでよかった。
感想文はこちらに書きました


題名 「笑う飛竜と歌時計」
 著者 黒川裕子
 前作「空飛ぶ貧乏騎兵隊」の続編
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先の本に比べたらちょっと内容がまどろっこしい
これからも続くようだから内容がよくなるように期待しよう

題名「梨園の娘」
  著者東芙美子b0044296_10392630.jpg


 歌舞伎界のお話
男女の双子に生まれ男は跡継ぎ、
娘は絶対にあとを継げない定めの中で才能を
持ったものと持たないものの葛藤
今は大成したものでもそれなりの苦労葛藤の中で
生きていく男社会の内幕がとても面白かった。
モデルになった人を浮かべながら読むのも面白かった7.5



題名「荒神」
著者宮部みゆき一年二か月4月30日終了
昨年から読み始めた朝日新聞の連載小説
  メモを取りながら読まないと分からなくなります。
  最初の主人公と思っていたものと最後は違っていたけど、
  面白かった。人の怨念が懐柔になって表れ、
 それと対峙するのは作ったものの、
 おさめる力がある特別の人の犠牲により怪獣が元の姿に戻るというお話で、
 人間が制御できないものを作ってはいけないというメッセージを受け取った
 ようなな感じがしました。
 単行本になった時にもう一度読みましょう
by yukinachan55 | 2014-05-09 10:41 | 読書 | Trackback | Comments(0)

三月に読んだ七冊の本

 最近は小説本は購入することなく図書館で借りて読んでいます。
ネットで15冊予約することができます。
ほとんど新刊を希望するので平均して一ヶ月半か二か月ぐらいで
手元に届きます。
一度にどっと来る時があります。貸出期間が二週間なので
途中で一回返して、また予約する時もあります。
上巻よりも先に下巻が回ってきたときは残念ながら
その場で返します。
全く知らなかった作者のを読んだり、ブックセンターの司書の方の
おすすめの本を読んだりと楽しんでいます。

1.題名「恋歌」朝井まかて著
"直木賞受賞作です。
 明治の女流歌人中島歌子の生涯を最後の看取りの時に
お世話した弟子が見つけた本人の自伝をもとに書かれてています。
幕末、江戸の旅館の一人娘として生きてきて、
旅館を継ぐ身でありながら、旅館に縁のあった水戸の藩士に一目ぼれし、
相手に請われて、母親の反対を押し切って江戸から
水戸の天狗党の藩士に嫁ぐ、夫婦といっても一緒に住むわけでなく
二人でいた日は数えるぐらいしかありません。
水戸藩の二派に分かれる内紛にそのまま巻き込まれ、
囚われの身になりながらも、夫に会いたさに
生き抜いていく様を幕末から明治にかけての
動乱の中を走って生きた人の話でした。
夫の妹の生き方、歌子について彼女の支えとなった
爺やの生き方も面白かった。
一番印象に残ったのは水戸の牢屋での壮絶な女たちの生き方でした。
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2.題名「ポースケ」津村記久子著
 食事喫茶よしかの主人良夏と従業音たち、
店に集まってくる客たちの生きたかを短編連作で書かれたもので
それなりに心に傷を負ってそれをそれなりに
克服できそうになるまでをえがいている。
生きることって大変なんだなあ。と思いながら読んだ、
読み終わったけど意外としんどかった。
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3.題名「ポトスライムの舟」津村記久子著
 ポースケの前作のお話、
以前買ってあって読みにくかったのでやめたけど、
今回はすっと読めた。
本当に息苦しい時代に生きているなと思った。
私が働いていた時はなんといっても組合があったことが
本当によかったと思う。
高校卒業後42年間同じ職種で働きづづけられたことは
当たり前の思っていたけど、今はすごいことなんだと
自分で感動している。
周りのみんなのおかげだとつくづく自分の幸運に感謝です。
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4題名 「ららら科学の子」矢作俊彦著
 中国文革の時代に中国にわたって30年ぶりに帰ってきた
50代の男性を中心に裏の世界の友人にお世話になりながら、
自分を取り戻していく話でした。
30年の微妙な変化が面白かったし。共感できる年代なんだと思った

5 題名「漁師の愛人」森絵都著
 連作短編からなる。
プリンにまつわる君のお話と
震災後部屋をシェアーする女性三人、
脱サラして漁師になった中年の男性の愛人が
漁師町で生きていく夫と妻と愛人の奇妙な三角関係、
どれにしても悩みながら現状を打開していくお話で読後感はよかった。

6題名「"ビブリア古書堂の事件手帳5」
     「栞子さんと繋がりの時"」三上延著
 古本屋の人の心を見通す力を持っている女主人と
バイトの普通の男の子が織りなす本の事件に
かかわって進んでいくお話の五回目
ちょっと飽きてきたなかなか進まないけど
中身的にブラックジャックの本の話もすごい話なんだろうけど
読んだだけではわからず、表にでもしないと分からない話だった。
ちょっと中だるみの感じ、次回に期待

7.題名「まほろ駅前狂騒曲」三浦しをん著
 以前読んだ続き物まあまあ面白かった。
バスジャックの意義がいまいちわかりにくかった。
多田君の態度にちょっとイラつく。

読んだ本の記録ということで、なかなか感想文は難しい。
完走かくより読む時間がほしい。
by yukinachan55 | 2014-04-10 20:47 | 読書 | Trackback | Comments(0)

二月に読んだ七冊の本

 二月は家におることが多く思ったより本を読みました。

1 題名 「 黒書院の六兵衛 上」  浅田次郎著 評価6.5
  江戸城明け渡しの時のお話です。
  黒書院に居残った六兵衛の不思議な様子をさかのぼって
  明け渡しの官軍の代表加倉井の苦難の仕事を証言者の現地を
  たどりながら追い出しにかかるがうまくいかない前半で
  これから話が始まるようで、もどかしい感じがする、
  下に期待しよう

2 題名 「 しろいろの街のその骨の体温の 」 村田沙耶香著
  評価7 
  小学氏から中学三年まで新興住宅地団地の中で育った
  普通の子学校での位置づけ友達関係がこんなに複雑だとは
  全く思わなかった
  私にはよくわからない世界だがそれなりに面白かった。

3 題名「 ケッへル上 」 中山可穂著 評価9
    モーツアルトを主人公にしたような本です。
   ヨーロッパのフランスで偶然会った
   木村伽耶と遠松鍵人との出会いから始まり
   モーツアルトに狂った親から受け継ぎ娘へと。
   フランスの出来事の進行と鍵人の生い立ちが章ごとに
   入れ子になっていて物語が進んでいく、
   フランスでの殺人事件がおこって話がだんだん
   複雑になっていく

4題名 「ケッへル下 」  中山可穂著 評価9
   フランス、ウィーン、ドイツと伽耶の動きに
   したがって話が進み 遠松鍵人がどのように絡み
   娘のマリアの存在、話がだんだん複雑になっていく、
   そしてモーツアルトの作曲した曲がすべてに
   わたって関係し謎解きになっていく、怖い話もあるけれど、
   どんどん読めて面白かった。

5題名 「 ようこそ授賞式の夕べに」 大崎梢著 評価6
   書店の店員による選ばれた本の受賞式に
   かかわるややこしいお話でした。
   期待したけど、あまり面白くなかった。
   推理というよりこじつけみたいな感じがしてしまう。

6題名 「 王になろうとした男」  伊藤潤著
   途中までで時間切れ 再度借りよう

7題名「 北京烈日 」 丹羽宇一郎著 評価5
   期待して読んだけど、やはり立場の違う人の本でした。
   でも、日本も韓国も中国の隣が嫌いだからと言っても
   引っ越しはできないという言葉が一番印象に残りました。

8題名 「黒書院の六兵衛 下」  浅田次郎著 評価6
   江戸から明治に代わるとき江戸城明け渡しの江戸城に
   十か月毅然と閉じこもった一人の武士と
   それを外に出すために一緒に駆けずり回る武士を
   主人公に周りの塩飽と彼が何者かをいろいろな人の動きに
   よって明かしていくという話なんだけど、
   武士というものがわからない。
   結局最後までしっくりしなかった。
   何かすっきりしに小説だった。

 すべてブックセンターで借りて読んだ本です。
新着の本をリクエストするので、あと予約者がいないときは続けて
借りることができますが、ある時は二週間しか借りれないので、時間切れで
再度予約しなければなりません。
予約が利用可能になるときはいっぺんになったり、上より下が早く来てしまったりと
いろいろあるけど、楽しく読んでいます。
ありがたいことです。
by yukinachan55 | 2014-03-07 11:03 | 読書 | Trackback | Comments(0)

一月に読んだ本

No. 本のタイトル 作者 読んだ期間 ひとこと評価

1逍遥の季節 乙川優三郎2014.1.7から10まで
江戸時代の芸に生きた女性たちの話。
   江戸よりも明治の感じがする。
   生き方が真面目で自分の生き方は前向きに生き、
   そして縁の面白さを感じた。8

2しずこさん佐野洋子2014年1から途中でやめた

3さくらほうさら宮部みゆき一月14日から16日
   だらだらと結論がなかなか出ずにまどろっこしかった
   最後はななめ読みした。         6

4卯月の雪のレターレター 相沢沙呼一月14日から16日
  "一話とラストを読んだ。若い人が読む本かなあ
    続かなかった。"5

5冬虫夏草梨木果歩一月18日
 面白かった。梨木果歩の世界。夢の中を歩いている感じがする。
   地名が知っているところばかりなので一緒に歩けた。9

6愛しの座敷わらし萩原浩19日から20日
映画で見たから中身はわかっていたけど、それなりに面白かった
   ゆったりした成長物語みたい。現実は甘くはないけど、
   気持ちの持ちようでなんとでもなるようだ・まずは健康でいなくてはね。8

7"物語ること生きること""上橋菜穂子 瀧晴己"21日
守り人シリーズ、獣の奏者の作者がどのように物語を紡ぐのか
   彼女が生きた生育歴と彼女の考え方の本、
   繰り返しが多かったけど、やはり面白い生き方をしていると思う。
   読書量がすごい。8

8ジャニーボーイ高橋克彦25日24日
   明治当初に日本に来た英国人がいたんですね。
   それも女性、通訳の伊藤君の考えの新しさにびっくりです。
   ちょっとまどろこしかったけど、二人の会話は面白かった。7

9水のかたち上宮本輝26日
  著者の思いが詰まった小説です
  物語がプラスの連鎖なので読んでいて気持ちよく読めました。
  だけど、実際にはこんなにうまくいくことはないと思います。8

10水のかたち下宮本輝27日
   戦後の混乱期に日本へ帰ってきた人の話は実話ですごい
  朝鮮の人たちもみんな大事にされることには
  必ずお礼をすることは本当によくわかる気がします。
  しかし時代は変わっているなと思いました。8

11空飛ぶ貧乏騎兵隊 黒川裕子28日
   面白かった。でもシリーズもののしたら面白いと思う。
   一冊で終わってしまうのは惜しい気がする7
by yukinachan55 | 2014-02-12 20:49 | 読書 | Trackback | Comments(0)

韓国で買った本と図書館の本

 今日もお天気があまりよくありません。
晴れ間が見られるので洗濯物は外に干しました。
今回の旅行では本屋さんは何回か覗いたのですが、
自宅に読んでいない韓国の本がたくさんあるので
買うのはやめようと言い聞かせていました。
しかし駅の売店で売っていた「좋은생각」(いい考え)
を買いました。
これだけにしとこうと思ったのですが。
最終空港で「노란집」(黄色い家)を買いました。
女性作家「박완서」(パクウワンソ)の本です。
この人は2011年に80歳で亡くなられたようで
娘さんが序文を書いておられます。
二ページぐらいの短文で挿絵が優しく素敵だと
思って買いました。
味わって読みたい本です。
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お昼頃にブックセンターから電話がありました。
「お元気ですか?長らくお顔を見ないので体調でも
崩したのかと心配して電話しました。」という
親切な問い合わせのお電話でした。
あわてて「大丈夫です。ちょっと出かけていたので」
と苦しい弁明をしてすぐに飛んでいきました。
予約した本を全部とっていてくれました。
一週間とりにこなかったら、予約を取り消すことになっているのに
ごめんなさいと謝ると「多少の余裕は見ていますから」との
優しいお言葉でした。
予約した本が全部手元に届きました。
この本を二週間で読まないといけません。大変です。
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がんばって読みます。
by yukinachan55 | 2013-10-25 00:02 | 読書 | Trackback | Comments(2)

最近読んだ本 五冊

 最近ブックセンターで借りて本は読んでいるけど、感想を書いたり
するのがなんとなくおっくうになっていてほったらかしにしていました。
とりあえず記録する意味で本の紹介だけします。
何冊かは写真撮るの忘れたから写真あるのだけです。
一冊目は「景福宮の秘密コード1・2」
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韓国の小説で日本語に訳されたものです。
ドラマ「深い根の木」「높은 뿌리의 나무」でお芝居にもなっています。
お話はハングルを作った王様セジョン王の時代
成均館で学ぶ学生が殺されたのをきっかけに殺人が続きます。
それを解決するために派遣された若者を中心にして
ハングルとつくるために王のために奔走し倒れていった
学者の働きやハングルをつくるために血のにじむような努力や
勢力争いなど、スピード感あるタッチで話はどんどんすすんでいきます。
滅茶苦茶面白かったです。
さすが、韓国ドラマになるぐらいです。
歴史的も少し勉強になりますが、正しいかどうかは疑問。
そのほか、何でそうなんの?そんなことあらへんとか
なんべん死んだら気がすむの?突っ込みどころは満載でした。


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二冊目は「ビブリア古書堂の事件手帖4」
栞子さんと二つの顔 三上延著
ビブリア古書店の栞子さんと店員の五浦大輔君の
お話で、今回は行方不明になっていた栞子さんの
お母さんが現れます。
途中でしんどくなるけど最後に来てまたまた謎が出てきて
5巻に続きます。

三冊目は「さきちゃんたちの夜」吉本バナナ著
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「さきちゃん」と名前がついた女の子から
女の人まで6人登場します。
生きにくい時代を生きている人たちへの
暖かいメーセージだと感じました。
ひどい状況の中でも真面目に生きている女性のお話で
それぞれ前向きに生きる姿にジーンと来ました。
吉本ばななさんのこの本を書いたいきさつなどの記事があるので
それを読んでください。

四冊目は「かんかん橋を渡ったら」あさのあつこ著
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田舎の小さな町津雲に住む女性達の物語です。
この村に入るには必ず「かんかん橋」を渡ります
食堂「ののや」の一人娘真子ちゃんを中心に
口数は少ないお父さん、真子ちゃんが小学一年生の
入学式の後どこかへ行ってしまったおかあさん。
ののやの常連さんだった奈央さんは真子ちゃんの
お母さんになります。
第一章から第六章まで真子ちゃんの言葉で
つづられていきます
特に写真館の「菊おばあちゃん」のかんかん橋渡ってきた
という口癖から思い起こす第三章「遠い人」が
一番良かったです。命を大事にすることに
一番反する戦争に対する声高に叫ばないけど
心のそこから戦争は悪い絶対してはいけないという
訴えをひしひしと感じました。
全体に静かだけど奥深い人間に対する愛情を感じました。
面白かったです。

五冊目は「リボン」 小川糸著
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すみれさん昔はシャンソン歌手だった人で今は養子にした
息子と奥さんと孫のひばりさんと一緒に住んでいます。
ひばりさんとすみれさんは大の仲良しです。
ここで親鳥から見放された三つの卵をすみれさんの
頭の中で育てます。一羽だけ孵ります。
オカメインコの「りぼん」です。
この家族を中心に「りぼん」があちこちで一緒に
生活することになる家族の話を追っていき
最後の章でひばりさんの話に戻ってきます。
「リボン」でつながっている話もあるしちょっとわかり
にくい話もあります。
でも、ことりの育て方小鳥に対する愛情はなみたいていの
ものではないことを感じました。
この本も声高には叫ばないけどじっくり胸に入ってくる
話でした。
面白かったです。

最近は気がついたら、あまりドキドキはらはら
する本は読まなくなっています。
それと女性作家のものばかり読んでいます。
by yukinachan55 | 2013-05-31 10:35 | 読書 | Trackback | Comments(0)

「チア男子!!」朝井りょう著 夢をかなえるゾウ2」水野敬也著 

 昨日は天気予報の大荒れでなく良かったです。
今日は朝から時たま激しい雨が降って、風が強く吹いています。

超特急で読んだ本に札です。
ブックセンターで借りたのですが予約が入っているので
早く読まないといけません。

「チア男子!!」朝井りょう著
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 家庭が柔道一家で小さいときから姉の後から柔道をやってきて、
自分は柔道にむいていないことを感じているハル君と
両親はいなくてばあちゃんだけのカズ君が大学で男子だけの
チアリーディングをはじめようとするところから始まります。
成績優秀家庭も豊かな溝口君、体重オーバーなトン君
元チアリーディングをやっていたような翔君など、七人で始めます。
自分たちだけで、カズ君が持っているお母さんの残したビデオを見ながら
はじめます。すごいなあと思いました。
それぞれの経験を生かしながら、大会に出場することを目的に
切磋琢磨します。
一人一人が悩みや劣等感など持ちながら一緒にする中で
徐々にでてきてわかっていきます。
本の表紙や中扉にチアリーディングの絵があります。
初めて見るスポーツなんでユーチューブで演技を見ました。
すごいです。土台の人にすっと飛び乗って上に真っ直ぐ曲がらずに
たちます。この演技の難しさや練習方法などは
読んでいるうちに実際を見るとよくわかって興奮しました。
演技する上で互いの信頼感が一番です。
支えるものも上にのるものも上から落ちて来るのを受け止めるのも
互いの技術の上に立った信頼感が無いと出来ないスポーツです。
チアリーディングは誰とも戦わない、人を応援し、応援されて
会場全体で盛り上がるものだということが何回もでてきます。
全国大会出場目指して、女性のコーチがこのチームの
コーチを買って出ます。
そのコーチの提案でみんなが一冊ずつノートを渡されて
毎日なんでもいい。何かを書き込んでいきます。
こういうことを今でもするねんなあと思いました
チームのメンバーも7人から16人に増えていき
コンビになる人たち、それぞれひとりひとりが持っている
問題や悩みをその生活にのせて物語りはテンポよくすすんでいきます。
変に、すねていないのがいいです。
こんなにも深く悩み考えているのかと感心しました。
最後は大会のチアリーディングの演技と一緒に
軽やかに、堂々とすすんでいきます。
軽快なテンポが良かったです。少年達が持っている
劣等感、葛藤、希望、まじめに考えていること
面白く読みました。

二冊目は「夢をかなえるゾウ2」水野敬也著

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以前に「夢をかなえるゾウ」を読みました。興味のある人はどうぞ→ここにあります
今回は前回と同じようにあつかましく無頼なガネーシャは
そのまま出演します。そこへ貧乏神の幸子さんと釈迦さんが登場します。
話はお笑い芸人の西野勉君は小さいときから人を笑わすことが
大好きで会社勤めをやめてお笑いの世界に入ってきました。
しかし、8年もなるのに昇段試験に落ちてしまいます。
そこで、ガネーシャの登場です。一緒にコンビを組むことを提案します。
神さんの世界でも誰が一番面白いか競走があるようです。
それをどうもガネーシャが発起人になったようです。
コンビを組んで最初はガネーシャが西野君に借金を負わせます。
そして、西野君には八年前から幸子さんという貧乏神がついていました。
最初読んでいるとガネーシャのあつかましさにざわざわしながら
読んでいました。
全国大会に出るために図書館がよいからはじめる西野君です。
後輩の松田君は死神さんとコンビを組みます。
西野君は借金返済のため松田君は命を永らえるために優勝しなくてはなりません
そこで、西野君は松田君を応援する方に廻ります。
自分を犠牲にして人を助ける、
でも貧乏神の幸子さんはそれは駄目です。松田君が優勝して命を
永らえるのだったら、優勝賞金は彼からもらって借金返済に充てなさいと
助言します。
自分のためにするのでなく松田君のためにというと
「自分なんでいつもいい子にならんとあかんの?そんなにおかしやん」
というガネーシャです。
与えるだけでは駄目自分が困っていることもいいながら
対等なたちばでつきあわんと。
ここら辺を読み出してから最初変な関西弁でざわざわしながら読んでいたけど
ちょっと引き込まれるようになりました。
西野君はガネーシャとのコンビは解消したけど
西野君が貧乏脱出したら貧乏神の幸子さんはなくなってしまいます。
ここで一大奮起したガネーシャが幸子さんを神から人間に降格します。
大好きなあんみつをもらうことが条件です。人間よりこすいガネーシャです。
しかし、幸子さんの貧乏性はそのまま残ります。
色々あったけど、それなりに西野君は松田君と一緒にお笑いの世界で
生きていくことだ出来たようです。ちゃんちゃん!!!
一巻目ほどの迫力は無かったけど、おもしろかったです。

別の話インド旅行に行ったときの事です。
私たちについてくれたガイドさんが熱心なヒンズー教の人でした。
かばんの中にいつも金ぴかのガネーシャさんを持ち歩いていました。
それを出して、毎朝、毎夕30分ずつお祈りをします。
旅行中もずっとです。
肉や魚はまったく食べないので、がりがりです。
豆や野菜のカレーを食べていました。
しかし、ポテトチップがでた時お客さんの私たちを差し置いて
一人で食べていました。
ガネーシャと一緒でおやつはいっぱい食べていました。
身体によくないよね。
そしてあきれたことにヒンズー教のお寺に入る時は
先頭に立って、懇切丁寧に説明してくれました。
しかし、しかしですね。
イスラム教の寺院を見学する時は
なんだかんだといって門の前まで来て
あなた達だけで自由行動してくださいといいます。
なんなん?それって?
あきれてそんなんちゃんと入って説明してくれないとと何度言っても
絶対に入ってきませんでした。
そのガイドが一番信仰している神さんが「ガネーシャ」でした。
by yukinachan55 | 2013-04-07 15:50 | 読書 | Trackback | Comments(0)

今週読んだ本「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」

 4月2日。今日は無情にもお昼から雨が降り出した。
雨は仕方ないけど、静かに降って、風さん吹かないで!!」
昨日に続いて最近読んだ本の続きです。

一冊目は「神去なあなあ日常」三浦しをん著
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横浜で高校を卒業したけどあわてることも無くしばらくプーで行こうと
思っていた平野勇気君が、高校の担任の先生と母親との陰謀によって
三重県の山奥の神去村で林業研修を受けることになり父親から3万円の餞別を
もらっていやいや村へ出向く所から始まります。
電車の終点について、それから山の奥へ奥へと入っていきます。
帰ろうと思っても電車がありません。
平野勇気君が一定の研修を受け配属された所が中村さんちで
大きな山持ちさんでこの村の大将の清一さんが社長さんです。
彼が下宿する家は野生のようなヨキさんちで奥さんと
いつもじっとしている村の長老の繁ばあさんと犬のノコ。
ここで暮らしながら、山に登るのも大変で、枝打ちのために
木に登るのも怖い怖いといいながら若さゆえついていきます。
ダニに噛まれ、ヒルに吸い付かれ、蛇を怖がり、熊におびえながら
花粉症で泣きながらも山の空気のよさや山の暮らしに溶け込んでいきます。
神去村「カムサリムラ」なあなあは「ゆっくり行こう、まあ落ち着け」
などの意味を持ち、山の生活に合わせておおらかに行こうという意味です。
最初は脱出を図った勇気君もよそ者の扱いをうけたりしながらも
神去山のオオヤマズミさんの祭りに参加することによって
村の中にも受け入れられていきます。
山仕事のグループ清一さん、ヨキ、三郎じいさん、巌さんと一緒に
行動し、山仕事の一から覚える順序が季節ごとに
勇気の失敗も含めて楽しく自分も一緒にやっているような気になりました。
日本の森林で自然のものは無い、すべて人の手が入っていて
それで、きれいで整然としているんだという言葉が印象的でした。
勇気の小学校の先生直紀さんに寄せる思いは山仕事ほどうまくは行きませんが。
はつらつのした勇気の生き方と林業のお仕事を楽しく読ませてもらった一冊です。

二冊目は「神去なあなあ夜話」三浦しをん著
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前作「神去なあなあ日常」の続きです。
この物語は勇気がヨキがほったらかしにしてあったパソコンに
日記のようなものとして、書き綴っている形を取っています。
19歳で村にやってきて20歳になって正社員になり
村の生活の必需品である運転免許も取って生活する
秋から正月までをつづったものです。
村の伝説から村人が閉鎖的の生活の中での楽しみ
賢い近所対愛のやり方などを村の祭りなどを通じて
おっていきます
繁ばあさんの昔語りもあり、ヨキ夫婦のストレス解消のケンカ
普段は飲まないけど、何かの集まりになると浴びるほど
飲む女性群、村の生活をおって勇気の恋も徐々にではあるが
みんなの応援もあってすすんでいきます。
最後に中村さんちのむすこ山太君がクリスマスをやりたいと
言い出したことから、中村仕事仲間を赤松の木でツリーを作り
飾りはみんなで作り、ご馳走は女性群が作りクリスマスパーティー
が始まります。山太君は超合金のおもちゃをサンタさんにお願いするのですが、
お父さん清一さんは手作りのおもちゃを子供に与えます。
「サンタさんは世界の山太君よりずっと貧しい人たちを先に贈り物を
届けないといけないから超合金おもちゃは間に合いません」という手紙とともに
清一さんが誠意を込めて作ったおもちゃを与えます。
それで納得する山太君は偉い。
何事もなあなあですますおおらかな村の中で勇気の直紀さんに対する恋だけが
なかなかスムースではありませんが、何とか将来がみえそうです。
パソコンなど出来ないと思っていた繁ばあさんがちゃっかりパスワード
(naoaki)で勇気の日記を読んでいました。
後、パスワードを(shige)に変えるんですがそれはわからないようです。
このようにして年もあけ山で生きることに決めた勇気君の日記は終わります。
最近は、目先のことしか考えないで、今儲かったらいい。
今までの歴史もくそも無い、すべてさらにしてからはじめるんだ。とか
遠い将来も見据えて考えることが貴重とされない風潮がある中で
長いスパーンで物事を考える林業の生き方が素晴らしいなあと
勇気君と一緒に二年間を過ごした気になりました。
二冊とも目的も無くプー生活を決め込んだ青年が周りの人々の影響と
山そのものが持っている自然の偉大さのとりこになって林業で
生活していく決心をする青年を描いていてすっきりとさわやかな読後感でした。
by yukinachan55 | 2013-04-04 20:50 | 読書 | Trackback | Comments(1)

最近読んだ本「かわいい自分には旅をさせよ」「ビブリア古書堂1.2.3]

 4月1日は特別な日です。年度代わりで一月一日よりも
入学、卒業、入社、異動、退職などと人生の節目の日になりました。
この四月退職して5年、六年目に突入します。
毎年変化はあるけれど、5年単位で考えると大きく変化している
ことを実感する今日この頃です。

最近は本がよく読めるようになり、家事もしないで読みふけっています。
一冊目は「かわいい自分には旅をさせよ」浅田二郎著
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本人の旅先での思い出や小説の題材など書いたエッセーです。
「蒼穹の昴」の中国での思い出や西大后に関することなどおもしろい。
小説家は年収100万の時代が長く、売れると一気に1000万になり
それとともに小説を書く時間がなくなるぐらい、打ち合わせや飲み会
講演などで忙しくなると小説家の世界を述べている。
男の世界をなんか強調しているところが男性の権威の懐かしさを
言っているような気がする
ラスベガスに豪遊に行く理由に西郷隆盛の詩{偶感」に出てくる
「自孫の為に美田を買わず」を引用していることが面白かった
先日詩吟で詠ったところなので印象深かった。
中に収録されていた街道旅の「かっぱぎ権左」がほろりと
させられ面白かった。

二冊目は「ビプリア庫書道の事件手帳1栞子さんと奇妙な客人たち 三上延著
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最近テレビで放映されているのでおもしろいかなあと借りました。
実はテレビはみていません。
短編連作で昔からある古本屋「ビブリア古書堂」の主人栞子さんと
ひょんなきっかけから書店でアルバイトすることになった五浦大輔が主人公です。
プロローグがあって三話連作があってエプローグで構成されてます。
一巻目は祖母の残した本を古書堂に持っていったことで
大輔君がビブリア古書堂で働くことになります。
古書堂に持ち込まれる本とその人が持っている悩みを
ミステリーをとく様に古本を見て、といていく栞子さんです。
栞子さんは自室も古書で埋まるぐらいの本の虫です。
本に関することなら毅然と対処するのですが、
そのほかのことになるとからきし駄目になる変わった人です。
大輔君は本好きの祖母のせいで活字が読めないというトラウマを持っています。
本の話をすると永遠に話し続ける栞子さんと活字は読めないけど
本の話ならいつまでも聞いている大輔君の物語です。
一話から三話までそれぞれ持ち込まれた本にまつわる話なんですが、
最終的には彼らを取り巻く人々と栞子さんの家族と大輔君の秘密が
解き明かされて連作になっています。
三話目ぐらいがちょっときついけど読み終わるとなるほどと
思って次作を借りました。


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二巻目は「栞子さんのなぞめく日常」三上延著です。
一巻と同じように古書堂に持ち込まれる本にまつわる
謎を栞子さんがといていきます。
古本屋さんの事業とか古書を引き取りに行くこととか
ネット販売とか古本屋の成り立ちが紹介されていきます。
持ち込まれる本ですが、私はまったく知らない本ばかりです。
いったんアルバイトをやめた大輔君ですが、再度勤めることになります。
栞子さんが持っている本「クラクラ日記」と中心に
栞子さんの家族、妹との関係、十年前に失踪したらしい
母親に関する謎があらわれてきます。
古本は読んだ人持った人の歴史を持っているものです。と
いう栞子さんの謎がミステリー風にわかっていきます。

三巻目は「栞子さんと消えない絆」三上延著
この物語のビブリア古書堂は鎌倉にある設定です。
大輔君や栞子さん、妹などが通った高校の描写もよく出てきます。
私は行ったことがない鎌倉ですが、ゆったりした雰囲気が
奈良に似ているような感じがします。
一度行かなくては、行って見たい気持ちにさせる本です。
今回も古書堂に持ち込まれる本と持ち込んだ人の秘められた
人生を解き明かして生きます。
一巻から登場している客達は新しく出てくる客達と行き来しながら
大輔君と栞子さんは互いに仲良くなっていきます。
そして、十年前に出て行ったお母さんと妹が連絡を取っていたことがわかります。
それぞれの物語があって、それをつなぎながら
大きな流れが一つど~~んとあるような物語で面白いです。
四巻目は予約番号が36番で三ヶ月後になりそうなんで
買いました。
by yukinachan55 | 2013-04-01 12:31 | 読書 | Trackback | Comments(2)

最初の第一歩 毎日一つ感動


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