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最初の第一歩 毎日一つ感動


by yukinachan55
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「チア男子!!」朝井りょう著 夢をかなえるゾウ2」水野敬也著 

 昨日は天気予報の大荒れでなく良かったです。
今日は朝から時たま激しい雨が降って、風が強く吹いています。

超特急で読んだ本に札です。
ブックセンターで借りたのですが予約が入っているので
早く読まないといけません。

「チア男子!!」朝井りょう著
「チア男子!!」朝井りょう著 夢をかなえるゾウ2」水野敬也著 _b0044296_14274443.jpg
 家庭が柔道一家で小さいときから姉の後から柔道をやってきて、
自分は柔道にむいていないことを感じているハル君と
両親はいなくてばあちゃんだけのカズ君が大学で男子だけの
チアリーディングをはじめようとするところから始まります。
成績優秀家庭も豊かな溝口君、体重オーバーなトン君
元チアリーディングをやっていたような翔君など、七人で始めます。
自分たちだけで、カズ君が持っているお母さんの残したビデオを見ながら
はじめます。すごいなあと思いました。
それぞれの経験を生かしながら、大会に出場することを目的に
切磋琢磨します。
一人一人が悩みや劣等感など持ちながら一緒にする中で
徐々にでてきてわかっていきます。
本の表紙や中扉にチアリーディングの絵があります。
初めて見るスポーツなんでユーチューブで演技を見ました。
すごいです。土台の人にすっと飛び乗って上に真っ直ぐ曲がらずに
たちます。この演技の難しさや練習方法などは
読んでいるうちに実際を見るとよくわかって興奮しました。
演技する上で互いの信頼感が一番です。
支えるものも上にのるものも上から落ちて来るのを受け止めるのも
互いの技術の上に立った信頼感が無いと出来ないスポーツです。
チアリーディングは誰とも戦わない、人を応援し、応援されて
会場全体で盛り上がるものだということが何回もでてきます。
全国大会出場目指して、女性のコーチがこのチームの
コーチを買って出ます。
そのコーチの提案でみんなが一冊ずつノートを渡されて
毎日なんでもいい。何かを書き込んでいきます。
こういうことを今でもするねんなあと思いました
チームのメンバーも7人から16人に増えていき
コンビになる人たち、それぞれひとりひとりが持っている
問題や悩みをその生活にのせて物語りはテンポよくすすんでいきます。
変に、すねていないのがいいです。
こんなにも深く悩み考えているのかと感心しました。
最後は大会のチアリーディングの演技と一緒に
軽やかに、堂々とすすんでいきます。
軽快なテンポが良かったです。少年達が持っている
劣等感、葛藤、希望、まじめに考えていること
面白く読みました。

二冊目は「夢をかなえるゾウ2」水野敬也著

「チア男子!!」朝井りょう著 夢をかなえるゾウ2」水野敬也著 _b0044296_1594170.jpg
以前に「夢をかなえるゾウ」を読みました。興味のある人はどうぞ→ここにあります
今回は前回と同じようにあつかましく無頼なガネーシャは
そのまま出演します。そこへ貧乏神の幸子さんと釈迦さんが登場します。
話はお笑い芸人の西野勉君は小さいときから人を笑わすことが
大好きで会社勤めをやめてお笑いの世界に入ってきました。
しかし、8年もなるのに昇段試験に落ちてしまいます。
そこで、ガネーシャの登場です。一緒にコンビを組むことを提案します。
神さんの世界でも誰が一番面白いか競走があるようです。
それをどうもガネーシャが発起人になったようです。
コンビを組んで最初はガネーシャが西野君に借金を負わせます。
そして、西野君には八年前から幸子さんという貧乏神がついていました。
最初読んでいるとガネーシャのあつかましさにざわざわしながら
読んでいました。
全国大会に出るために図書館がよいからはじめる西野君です。
後輩の松田君は死神さんとコンビを組みます。
西野君は借金返済のため松田君は命を永らえるために優勝しなくてはなりません
そこで、西野君は松田君を応援する方に廻ります。
自分を犠牲にして人を助ける、
でも貧乏神の幸子さんはそれは駄目です。松田君が優勝して命を
永らえるのだったら、優勝賞金は彼からもらって借金返済に充てなさいと
助言します。
自分のためにするのでなく松田君のためにというと
「自分なんでいつもいい子にならんとあかんの?そんなにおかしやん」
というガネーシャです。
与えるだけでは駄目自分が困っていることもいいながら
対等なたちばでつきあわんと。
ここら辺を読み出してから最初変な関西弁でざわざわしながら読んでいたけど
ちょっと引き込まれるようになりました。
西野君はガネーシャとのコンビは解消したけど
西野君が貧乏脱出したら貧乏神の幸子さんはなくなってしまいます。
ここで一大奮起したガネーシャが幸子さんを神から人間に降格します。
大好きなあんみつをもらうことが条件です。人間よりこすいガネーシャです。
しかし、幸子さんの貧乏性はそのまま残ります。
色々あったけど、それなりに西野君は松田君と一緒にお笑いの世界で
生きていくことだ出来たようです。ちゃんちゃん!!!
一巻目ほどの迫力は無かったけど、おもしろかったです。

別の話インド旅行に行ったときの事です。
私たちについてくれたガイドさんが熱心なヒンズー教の人でした。
かばんの中にいつも金ぴかのガネーシャさんを持ち歩いていました。
それを出して、毎朝、毎夕30分ずつお祈りをします。
旅行中もずっとです。
肉や魚はまったく食べないので、がりがりです。
豆や野菜のカレーを食べていました。
しかし、ポテトチップがでた時お客さんの私たちを差し置いて
一人で食べていました。
ガネーシャと一緒でおやつはいっぱい食べていました。
身体によくないよね。
そしてあきれたことにヒンズー教のお寺に入る時は
先頭に立って、懇切丁寧に説明してくれました。
しかし、しかしですね。
イスラム教の寺院を見学する時は
なんだかんだといって門の前まで来て
あなた達だけで自由行動してくださいといいます。
なんなん?それって?
あきれてそんなんちゃんと入って説明してくれないとと何度言っても
絶対に入ってきませんでした。
そのガイドが一番信仰している神さんが「ガネーシャ」でした。
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by yukinachan55 | 2013-04-07 15:50 | 読書 | Comments(0)