韓国語小説「ソナギ」(夕立)ファンスノン著を読む

 月曜日の本降りの雨に続き昨日は霙まじりの雪でした。
今日の気温が低くとても寒かったです。
韓国語小説「소나기」(夕立)횡순원著を読み終わりました。
韓国では中学校の国語の教科書にのっている有名な短編小説です。
以前に韓国で購入して半分ぐらい読んでほってありました。
知らない単語が多く辞書にのっていないものもあり、特に
会話の部分が難しかったので投げ出してしまいました。
今回は韓国語教室で翻訳することが課題になりました。
まず、ドラマになったものを教室で見せてもらいました。
それで田舎のイメージとか小川の飛び石の状態とかがよくわかり
再度読み直してみたら、以前よりもよくわかり感動しました。

 お話は主人公の少年と少女の出会いから別れまでを
田舎の素朴な景色を背景に描かれています。
田舎の優しい少年が事情があってソウルから田舎の
両班のおじいさんの家に預けられた少女に興味を持ちます。
小川の飛び石で水遊ぶ少女を土手からじっと見つめています。
しかし見ているだけです。少女は気づいていて
声をかけるのをまっているのですが::::
都会の華やかな少女と田舎の少年です。
少女は気づかない少年にいらいらして小石を投げつけて
「ばか」と言って走っていってしまいます。
ある日、少年が小川の飛び石の所で水遊びしている
時に少女に出会います。
持っている貝の名前を聞いてきっかけを作ります。
少女は「山の向うにいったことがある?」とたずね
「行ったことが無い」という少年に一緒に行こうと誘います。
少年は躊躇しながらも一緒に行きます。
少年がなんてこと無いことが少女にとっては
案山子のことをはじめすごい経験になります。
子牛がいて少年は乗りながらこれは少女は絶対に
まねの出来ないことだとちょっと得意になります。
少女が花を取るときに怪我をします。
その時必死で治療する少年です
そうこうしているうちに夕立がやってきます。
最初畑の見張り小屋に避難しますが
屋根は所々にしかなく濡れてしまいます。
その時少年は自分の上着を少女にかけてやります。
見張り小屋から今度は稲穂を立てかけてあるところに
少女をいれ少年は外で濡れています。少女は中に入れといいます。
中で一緒になると震えていた少女は少し暖かくなります。
雨がぴたっとやんで青空が見えます。
帰るときに小川は飛び石も見えなくなっていつものすんだ水が
赤茶けています。
少年は黙って背を向けます。少女も素直におんぶされます。
そして小川を渡ります。
次の日から少女は小川へ出てこなくなります。
学校へも出てきません。
そんなある日、少女は小川の土手の所にいました。
病み上がりの顔でした。
少女は引越ししなければならないといいます。
ピンクのセーターにしみが出来ているといい
おんぶされた時のものだといいます。
そして、自分は引っ越したくないといい
おじいさんが植えたなつめの実を少年に渡します。
少年は帰るときナツメの甘さもわからないぐらい気持ちが動転します。
そして、夜、少女のために近所のおじいさんちのくるみどろぼうに
行きます。そして手でむいて少女に渡す準備します。
所が少女に体調がよくなったら小川に来てくれと言わなかった
ことを思い出し、馬鹿馬鹿と自分をせめます。
あくる日お父さんが鶏を持って少女のうちに出かけます。
少年は何があるのかわかりませんでした。
引越しする少女を送っていこうかどうしようか
思い悩んで寝ることも出来ない状態の時に
お父さんが帰ってきます。
お父さんの話から平素から身体が弱かった少女が
薬も効かなくて亡くなったことを知ります。
少女は亡くなる前にピンクのセーターを着たまま埋めてくれ
といったそうです。

最後は涙が出てきました。
思春期の少年と少女の純粋な愛のお話です。
背景がきれいです。秋の青い空、実りの田んぼの中の案山子
小川の流れの中の飛び石、いいですね。
少年ながら少女をかばうシーンはジーンと来ました。
季節の秋は別れの季節ナンかなあ。
両藩の少女と農民の少年
不幸な事情を抱えている少女、貧しいけどしっかりした両親の元にいる少年
華やかな都会の少女とちょっと鈍い田舎の少年
少女が投げた小石
少年におんぶしてもらったときに来ていたピンクのセーター
少年と少女が互いに家に帰るときの分かれ道
美しい小説でした。
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課題だったので、ノートに韓国語の本文を写して
その下に日本語の訳文をつけました。
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しっかり勉強しました。
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by yukinachan55 | 2013-02-19 20:20 | 読書 | Trackback | Comments(0)

最初の第一歩 毎日一つ感動


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