韓国ソウルで遊学四十二日目・コットゥ博物館見学と演劇「パルレ」をみる
2012年 10月 14日
と三人で昼食をとりました。
定食やさんで4500ウオンご飯がとても美味しかった。
昼食後お二人はメドップのモイムにいかれました。
今日は四時から二人で演劇「パルレ」を見に行く予定です。
私はその間時間があるので大学路のある
「コットゥ博物館」に行くことにしました。
「コットゥ」とは日本語で言うと「木像」木を彫って作った人形に
なるのですが、ちょっとニュアンスが違うように思います。
この博物館は館長がコットゥを収集し作った博物館で
2010年に新しく今の場所に作られたそうです。
「コットゥ」とは葬列のお棺を運ぶ時にお棺を装飾するために
作られたもので、現世から離れ新たな世界に旅立つ人の同行者であり
旅人を暖かく守り続ける存在です。
実は撮影禁止なので資料がありません。
パンフレットです。
入口の写真です。このコットゥは旅人の身の回りのお世話をするコットゥです。
写真は無かったのですが、見本の絵本が置いてあったのでちょっと失礼して
コットゥを飾ったお棺です。
次はコットゥたちです。
そんなに広くない展示室ですが、なんせ観客はわたし一人なんで
韓国語の勉強にもなるので、説明文を声を出してはしからはしまで
全部読みました。
とてもよくわかりました。
コットゥの役目は道しるべ、邪気払い、わずらわしい雑役の引き受け
心を慰め楽しくすること、水の循環をつかさどる龍、守り神の象徴の龍首板
炎の鳥鳳凰と亡くなった人をあの世へ送り出すための理屈にあった
龍と鳳凰と人形達、とても納得して何回も眺めました。
写真が無いのが残念です。
別の展示室では木を利用して作った人形展がありました。
題名は「호(好)호(虎)호(呼)」で
ユニークな人形達が部屋いっぱいに展示されていました。
一つ一つが面白く何度見ても飽きない木の人形さん達でした。
私の気に入ったものを上げます。
このアジュンマ天使という題なんですが、一番気に入りました。
ずっといてても飽きないで眺めていられます、
最後は腰が痛くなって休憩しました。
演劇が始まるまで時間があったので先ほどのコットゥの見本の絵本を読んでしまいました。
一時間ぐらいかかりました。
面白くよくわかりました。わかったら又見たくなりましたが腰が痛くなると
困るのでまたの機会にくることにしました。
次に昨年素敵な古本屋さんがあったので
今回も一冊ぐらいは買おうといったのですが
もうしまっていて別のギャラリーになっていました。
韓国の伝統工芸ポシャギの展示会をしていたので
見学しました。
気に入ったものを何枚か上げてみます。
これは食卓に並べたものの上にかけるものです。
最後は
演劇「パルレ」洗濯を見ました。
二回目です。ソウルの下町に住む若者達を主人公に
お隣同士の付き合いで助け合っていく話で
それぞれ、いいことばかりでないけれど、
くよくよ考えないで、身体を動かし、洗濯して洗い流して
新しい未来に向って進んでいこうというお話です。
やはり、二回目なので韓国語が前回よりちょっとわかりました
キャストが変わっているのでまったく違う芝居を見ているような気になります。
そこら辺が面白いですね。
ラストは写真とっていいということで何枚か撮りました。
主人公の二人
二人と一番受けたおばあさん役の三人
みんなで並んで
とても面白いお芝居でした。
夕食は三人でソルロンタンを食べました。
今日も充実した一日でした。