葛城高原登山 ささゆりがきれいでした。
2011年 06月 25日
空には入道雲がもくもくと出ていました。
この時期葛城高原のロープウェーの点検があります。
昨日問い合わせたら、今日から動いていると言うことでした。
一昨年の大雨で登山コースの一部が崩落してくじらの滝コースが
通行止めになっていました。
私鉄の案内に今年四月から巻き道を作って再開されたお知らせがありました。
いつもツツジの時に行くのですが、今回は時期を失したので
ささゆりが咲いている今の時期に行くことにしました。
葛城高原はツツジが終わった今は完全にオフシーズンでした。
御所から登山口のバスは午前中10時28分しかありません。
帰りも2時50分でその後は5時15分です。
いろいろ考えてくじらのコースを登り、帰りはロープウェーで降りることにしました。
朝のバスの時間を9時台にしてくれたら往復歩けるのにと思っています。
御所を出発したバスは途中で山ろくの道を歩くグループをおろし、
登山口で降りたのは10人ぐらいです。
車で来た人もそんなにいませんでした。
登山口から登り始めの所で最初から急坂が続く北尾根コースの分岐があります。
そこを横に見ながら橋を渡り少し登るとくじらの滝に着きます。
今日はカメラを忘れたので携帯の写真です。
ここまでは従来の道ですが、ここから崩落場所を避けるために
急な階段がずっと続きます。
これは大変です。久しぶりの登山で足腰がきしんでいます。
汗が滴り落ちます。首にかけたタオルがぐしゃぐしゃになります。
登山道の側には山アジサイが咲き濃いブルーの色が鮮やかに光っていました。
もともと葛城の登山道は見晴らしもなくたんたんと登る道なんですが
今回の巻き道も急な階段が永遠と続きます
ものすごくたくさん登ったつもりだったんですが、
第二の滝を巻いただけで、距離はそんなに伸びていませんでした。
次は単調な坂が続きます。
最初の急な階段が堪えたのが、だんだんスピードが出なくなり、
3000m級の山を登っているように一歩一歩確かめながら歩きました。
歩くのに精一杯で写真を撮る元気もありませんでした。
途中何度か水分補給しながら分岐まで到着し国民宿舎の道に入りました。
途中で見つけた待望のささゆりです。
最後は足ががたがたでした。
もう少し日ごろから腹筋と背筋を鍛えなくては駄目ですね。
それに体重減らさないと!!!
遅咲きのつづじが迎えてくれました。
つづじ園のベンチで昼食にしたのですが、以前はここら辺にもささゆりが
咲いていたのにほとんど見ることできませんでした。
駅の観光協会の人にささゆりは咲いてますか?と聞いたら
ほとんど、根こそぎもって行かれて少なくなりました。といわれたんですが
本当でした。ちょっぴり寂しいです。
それでも、咲いてくれていました。笹の茂みの中にはつぼみもそれなりにありました。
目の前には金剛山がどんと構えていました。
空が真っ白い雲で完全に夏空でした。
葛城高原の頂上は360度見渡すことができました。
西の方は関空から淡路島まで見えました。
東は大和三山を初めなら方面がくっきり見え、遠くは吉野や大峰の山も見えました。
風が吹いていて、久しぶりの素晴らしい景色でした。
バスの時間に間に合うようにロープウェーの乗り場に行きました。
アジサイの花はまだこれからでした。やまぼうしの白い花が咲いていました。
登りは二時間とちょっとかかり、下りは6分で降りました。
国民宿舎までの登山道付近、研究路付近の自然林が素晴らしい葛城山です。
今回の登山道は本当に苦しかった。
苦しかったけど、山はいいですね、思い切り山の空気を吸ってきました。
登っていると、山が痛んでいるのがよくわかりました。
今日は久しぶりの登山で、足腰をいたわりながら登りました。
もう少し体力つけて余裕のハイキングをしたいです。